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ピサの斜塔はなぜ倒れないのか?

ひさしぶりにブログに書き込もうと思います。

少し前、韓国でマンションが傾き問題になりました。

また、日本でもマンションが少し傾きニュースになりました。

一般に高層マンションは杭に支えられているので傾くことはないのですが、杭が支持層に達していなかったり、杭とマンション本体が正しく接合されていない場合は時間と共に傾き始めたり、沈下したりします。

傾くと言えば「ピサの斜塔」を思いだします。

ピサの斜塔はイタリアの北西部のピサと言う名の都市にあります。

この塔は1173年に建設が始まり、10.5mまで建てたときに地盤が沈下して傾きました。

その後、当時の人は工事を続行し、1370年頃に完成しました。

完成までに200年も要した難工事なったと言われています。

それまでに何回か工事を中止し、再度、着手を数回繰り返したそうです。

この塔は8階建てで、最上階が少し小さくなっています。

さすがの当時の人もマズイと思ったのか、最上階は地面に対して真直ぐになっているが、他の階は同じ傾きをしています。

この塔は高さ53mあり、基礎底面からは58mとなっている。

1階から7階までの傾斜は5.6°で、塔の直径は16m、基礎の直径は19.6mである。

下の図はピサの斜塔と地盤の断面図です。地盤工学会より出典

この図面からも解るように地盤は軟らかい砂質ロームと砂層を挟む粘土層が基礎地盤となっている。

傾いた側には平均50t/㎡が接地圧として作用しているようです。

イタリア政府は色々な対策工法を施しましたが、決定的な工法が見つからず、国際的に依頼したそうですが、

ここでも困難な様でしたが、結局、北側の傾いてる方の地盤をボーリング機械にて抜き取り、沈下させて バランスを取る方法が採用されたそうである。

つまり、北側を沈下させる事により、反対側の沈下を抑制させるものと考えられる。

工法としては思い切った工法と言えます。

歴史的建造物だけに、かなりの費用をかけて様々なテストを繰り返しながら結論に至ったものと思います。

現在では傾きは停止しており、観光客の目を奪っているものと思います。


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